ねこ
このサイトでは中学歴史の基本レベルをすいすい暗記できるように面白い語呂合わせをたくさん紹介しています。
坂田先生
今回覚えることです。
奈良時代の律令制度のもとでの税の負担、租、調、庸について。
| 租(そ) | 稲(収穫量の約3%) |
| 調(ちょう) | 地方の特産物 |
| 庸(よう) | 布(都での労役のかわり) |
※税はほかにも労役・兵役などがあります。
ねこ
奈良時代の律令制度での税の重要なものに「租・調・庸」があるんだよね。どれが稲で、どれが特産物で…っていつもごちゃごちゃになるよ!
坂田先生
これは歴史の重要用語の中でも、特に内容が混ざりやすいポイントですね。3つの税について、名前と納めるもの(中身)を連想で確実に結びつけていきましょう。
租調庸の語呂合わせによる覚え方
ねこ
まずは一番基本的な税の租(そ)だね。これは納めるものが稲だっていうのは覚えてるんだけど、忘れそうになるね。
坂田先生
「租(そ)」の音から、親しみやすい言葉を連想しましょう。この連想を使えば、もう忘れません。
租の覚え方
ねこ
次は調(ちょう)だね。これは納めるものが地方の特産物だっていうのが、結びつかないんだ。
坂田先生
「調(ちょう)」の漢字をそのまま連想に使いましょう。この連想を使えば、「地方の特産物」が必要な理由もイメージしやすいです。
調の覚え方
調(ちょう)
⇓
調べる
⇓
奈良の特産物を超(ちょう)調べる
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調(ちょう)→地方の特産物
※奈良時代ということで、奈良の特産物というゴロにしました。
ねこ
最後は庸(よう)だね。これが布だっていうのはどうやって覚えたらいいんだろう?
坂田先生
「庸」の漢字そのものを使った連想方法を紹介します。
庸(よう)の覚え方
庸(よう)
⇓
庸の部首广の中の線を減らしていくと布という漢字に似てくる
⇓
庸(よう)→布
坂田先生
ちなみに庸は、都での10日間の労役(作業)の代わりに納める税で、中身は主に布のことです。
庸(よう)の読み方を覚えにくい場合は、漢字のなかに用(よう)があることで思い出すといいでしょう。
練習問題&覚え方まとめ
ねこ
最後に、3つの税の種類と中身を整理しておきましょう!
練習問題
奈良時代の税のうち、稲で納めたものを( )という。
租
地方の特産物で納めた税を( )という。
調
都での労役(作業)のかわりに布などで納めた税を( )という。
庸
租として納められたものは( )である。
稲
調として納められたものは( )である。
地方の特産物
庸として納められたものは( )である。
布
坂田先生
覚え方のまとめです。
稲の覚え方
祖父と添い寝(そいね)する
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租→稲
調の覚え方
調べる
⇓
奈良の特産物を超(ちょう)調べる
⇓
調(ちょう)→地方の特産物
庸(よう)覚え方
庸の部首广の中の線を減らしていくと布という漢字に似てくる
⇓
庸(よう)→布







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租→稲